経審改正まとめ(2025年度版)——変わった点と対応策

国土交通省は経営事項審査の評価基準を定期的に見直しています。本記事では2025年度の主な改正ポイントをまとめます。

主な改正ポイント

W評点:若年技術者・技能労働者の評価拡充

社会性等評点(W)において、35歳未満の技術者・技能者の在籍に関する加点要件が拡充されました。

項目改正前改正後
若年技術者(35歳未満の技術職員)在籍比率15%以上で加点在籍比率の閾値見直し・加点幅拡大
若年技能労働者(35歳未満の技能者)在籍比率15%以上で加点同上

若手人材の採用・定着が経審対策に直結するようになっています。

Z評点:CPD取得単位の対象資格拡大

技術力評点(Z)に影響する**CPD(継続能力開発)**の対象資格が拡充されました。これにより、より多くの技術職員がCPD取得による加点を受けられるようになります。

Y評点:営業キャッシュフロー指標の見直し

経営状況評点(Y)を構成する8指標のうち、営業キャッシュフローの評価算式が見直されました。直接法・間接法の双方に対応した計算方法が明確化されています。

対応策のポイント

短期的に取り組めること

  • 若年技術者・技能者の在籍比率を確認し、必要であれば採用計画を前倒しにする
  • 技術職員のCPD登録状況を確認し、未登録者に登録を促す

中長期的に取り組むこと

  • キャッシュフロー計算書の整備(Y評点の算出精度向上)
  • 若手人材の育成・定着プログラムの整備

まとめ

2025年度改正の最大のポイントは若年人材への加点強化です。人材不足が深刻な建設業において、若手採用・育成への取り組みが経審スコアに直結する仕組みになっています。

Pスコアへの影響はシミュレーターでお試しください。


免責事項 本コラムは参考情報の提供を目的としており、行政的・法的助言ではありません。 改正の詳細は国土交通省の公式情報または行政書士等の専門家にご確認ください。